【後】この串焼きが食べたかったんだよ2014年09月27日 00:28

2013年12月23日

レッチェで夜歩きを楽しみながら見つけたトラットリアで、最高の子羊料理に出会えた。
この串焼きタイプを初めて食べたのは2年ほど前、レッジョ・ディ・カラブリアの店でだった。確か、そのときは2本しか付いておらず、もっと食べたいという欲求を残したまま、レッジョを去ることになった。
http://ike.asablo.jp/blog/2012/04/06/6403086

たぶんレッジョを再び訪れることは当分ないだろうし、同じものにありつけるまでには5~6年かかるのではないかと思っていた。このときも注文時はただ、肉の塊数個を想像しながらAgnello alla grigliaを頼んだだけだった。
しかし、出てきたのは塊状の肉が見えなくなっちゃってるほどの串焼きである。あの2本を食べたいがために、レッジョに行こうと本気で考えていた私の目の前に、思いがけず、大量の串ものが登場! だから真っ先に、何本あるか数えてしまったよ!

この店は、テレビもついてないし、へたくそな画も飾っておらず、私が求める「正しいトラットリア」の基準(テレビとへたくそな画は必需品。これらがないと、しっくりこない)は満たしてはいない。しかも、盛りつけがキレイで、写真の後ろに少し写っている付け合わせの焼き野菜料理は、一つ一つのスライスされた野菜が皿に整然と並べられている。前菜に頼んだモッツァレラチーズも、ハーブやトマトがキレイに飾られていた。どうも「北」の香りがして、しっくりこないところがあった。
それでも、そんな難点を補って余りある串焼き! レッジョの店の3倍も盛ってあるし!

ああヤバイ、これでレッジョには行く理由がなくなってしまった(レッチェには行く理由ができたけどね)。