となりきんじょ/ロマンティックマシーン ― 2009年07月11日 23:14

先日購入した久しぶりのCDは、となりきんじょの「ロマンティックマシーン」。
栃木県出身のスターと言えば、一にガッツ石松、二に森昌子、三四がなくて、五に河口恭吾(コブクロでもなく、森山直太朗でもなく、ケツメイシでもない「桜」を歌った人)って、とこだろうか。
私の中では、となりきんじょは、U字工事(私と同じ高校出身)とともに、栃木タレント・トップテンに入るスターである。
彼らの音楽は、歌謡フォークと呼ばれていたらしい。このCDを買って能書きを読み、そんな呼び方があることをはじめて知ったが、そのポジション不明な音楽には、なるほどそんな呼び方がふさわしい。
大したヒットはなく、アルバムも1974年の「ロマンティックマシーン」ただ一つだったものの、私が子供だった頃、「地元」のラジオではよく流れていて、カセットテープに録ってよく聞いていた。
ネットでたまたま、その74年の唯一のLPアルバムが、CDとなって「新品」が売られているのを知ったときは、我が目を疑った。
それは、2004年に復刻されたものだった。それにしても、こんな非主流にしてマイナーなグループの、当時もあまり売れなかったと思われる唯一のアルバムが、なぜいまさら復刻されたのだろう・・・、と全く合点が行かなかったが、ともあれ懐かしさのあまり、すぐさま注文。
お気に入りの曲は、今も昔も「六月の雨」。
六月の雨に君のぬくもり
感じていそいで窓をあけたけど
誰もいないよ春にあきた
子供達が遊ぶだけ
いかにも70年代フォーク風の情緒的な表現と、小林一茶の「雪とけて 村いっぱいの 子どもかな」に通じるガキどもの不気味さが、シュールに結びついた感じが最高!
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