その火加減が問題だ ― 2006年12月14日 18:00

このところ、わが家では「ストーブ料理」と称するお手軽な料理を楽しむことが多い。
先月、石油ストーブを購入して冬に備えることになったのだが、ストーブから発せられるその「熱」が、何とももったいない気がしてならなかった。ヤカンを置くのも手だが、激しい結露を発生させるのはイヤだ。
そこで考えたのが「ストーブ料理」だった。
すき焼き用の鉄鍋をストーブの上に置き、肉や油を塗った野菜、そしてハーブを適当に放り込む。この鍋は蓋も立派な鉄製。そのためか、蓋をして放置しておくだけで、うまい具合に火が通った。豚肉の塊も試してみたが、柔らかく仕上げることができた。
さて、この料理をおいしく仕上げるコツは、火加減である。
あまり火力が強いと、焦げができてしまう。弱火にしておいて、時間をできるだけかける。そうすると、野菜の甘みやら旨みやらが出てきて、それはそれはおいしい料理ができる。
ちなみに、おいしかった上位は、1に蓮根、2にキャベツ、3にたまねぎであった。
そうなると、問題は火加減である。というか、その火加減が問題になってしまった。あるとき、女房が笑いながらこんなことを言ったのである。
「寒い! ストーブは調理器具じゃないんですからね。」
確かに。「ストーブ料理」はうまいが寒い!
そう、おでんをやったときも寒かった(沸騰させちゃいけないからね)。そこで、焼き魚をしたりするときの網を買ってきて、ストーブと鍋との間に挟むことにした。しかもこの網は、高さが調節できる優れものである。
これを挟むことによって、火加減とストーブ本来の機能とのバランスを図ることができるようになった。・・・のはいいのだが、今はその網を見る度に、その上に"何か"を載せて炙ってみたいという誘惑に負けそうになっている(もし負けたら、部屋は大変なことになるぞ)。
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