イブの前夜2006年12月24日 16:49

松本美術館キャンドルナイト 昨日は松本市美術館でキャンドル・ナイトという催し物があった。
午後5時から敷地のいたるところにキャンドルが灯され、クリスマスらしい雰囲気が演出されていた。

美術館内のレストランでは、この日だけ出されるホットワインなどのメニューが用意されていて、この日だけは館内のベンチなどでテイクアウトしたものが飲食できる。
中庭を望むことができる2階の通路は、まさにカップル向きのベンチがたくさん置いてある(この日、この場所は、松本で一番のデートコースになりそう)。

松本美術館キャンドルナイト 女房いわく「すごく都会的。松本を見直した。」
とはいっても、東京とは違ってあまり人が多くないのがいい。
適度に人がいて賑やかで、それでいて静か。
写真は中庭を撮ったものだが、ほかに池や通路にもキャンドルが置かれていた。いたるところにキャンドルが置いてあるため、景色に見とれ、足下のキャンドルを蹴飛ばしてしまう人がたくさんいた。それを一所懸命元通りにしようとしている人たちの姿を見るのも、なんだかのんびりしていて、いい感じだった。

昨夜は、帰り途にポフトボナーに寄って食事をする予定だった。
でも、寄ってみると予約で満席との看板が出ていた。入れなかったのは残念だったが、繁盛してくれるのは大歓迎(ちなみに、今日も予約でいっぱいのご様子)。

パプリカのパスタ ただ、そうなると、私たちには次善の策というものがない。
仕方なく、家に帰ってパスタでも食べようということになった。

で、スーパーで買い物をした後になって、女房が「今日はすごく辛いのが食べたい」と言い出す。
引き返すのも面倒なので、家にあるもので「辛い」パスタをひねり出すことに決める。
かくして、こんなパスタができた。
アンチョビとニンニクで風味を付けたオリーブオイルに、スライスしたパプリカを入れ、さらに唐辛子をかなり効かせてみた。ここまでは普通。これに、人参をすりおろしたドレッシング風のもの(ちょっとだけビネガーとレモン汁、シロップが加えられている)を最後にかける。
強烈な辛みに、若干の酸味と甘みが加わって(これじゃタイ料理か?)、パプリカと人参の絶妙な組み合わせに成功(しかも人参はうちの庭でとれたやつ)。

このところ、去年の秋冬につくっていたパスタの焼き直しばかりだったため、新作は久々。ポフトの料理は楽しめなかったものの、それなりの成果に納得できる一日の終わりだった。