明和電機 MECATRONICA2007年10月09日 21:56

 昨日は、明和電機の”MECATRONICA”なるライブに行ってきた。会場は松本文化会館。

 明和電機というのは・・・、う~む、知らない人には説明が難しい。まあ、電気仕掛けの楽器などをつかった、パフォーマンスのようなステージをやっている。
 何が楽しいかというと・・・、やはり、知らない人には説明が難しい。その音や光を出すナンセンスな装置がバカバカしくて愉快なのだ。明和電機の製品を買ってみたい人は、次のホームページを参照されたし。
 http://www.maywadenki.com/

 だいぶ前に、昨日の”MECATRONICA”のCMが地元のテレビで流れた。それを観て、すぐにチケットを買いに行った。前々から、明和電機の製品発表会とか、会社説明会とか、そういうのに行ってみたかったのだ。だが、大急ぎでよい席を押さえようと思っていたのに、全席自由席だった。昨日も当日券が買えた。
 昨日は開演30分前くらいに会場に入った。もういい席には座れないかなと思っていたら、前から2番目の席に座れた。ギターのような楽器担当のメンバー「工員C」の目の前。土佐さん(明和電機・代表取締役社長)が何度かステージから下りてきて、顔を間近にみることができた。

 当日券ありとはいえ、ほぼ満席で、なかなかの盛り上がり。隣の席のおば様たちは、大はしゃぎだった。
 この日のライブでは、ご当地ネタのサービスもあった。土佐さんから「東京では誰も知らないけど、松本では誰もが知ってる」ゲストと紹介された、アルプちゃんがステージに登場。
 アルプちゃんというのは・・・、う~む、知らない人には説明が難しい。アルプちゃんを借りてみたい人は、次のホームページを。

http://www.city.matsumoto.nagano.jp/aramasi/sisei/100syunen/kigurumikasidasi

 土佐「男なの?女なの?」
 アルプ「・・・」
 土佐「あ、山か。」
 
 というやり取りで、(私は)爆笑。前から私も疑問に思っていたのだが、どうやらアルプちゃんは、男の子でも女の子でもないらしい(山だから?)。
 
 それにしても、このナンセンスなライブに、役所プロデュースのマスコットであるアルプちゃんを出しちゃっていいのだろうか・・・、なんて思っていたら、チケットの半券をみると、何と「後援:松本市市政施行100周年記念事業実行委員会 松本市教育委員会」の文字が! 明和電機のステージを教育委員会が後援するなんて、松本市の教育委員会はエライ。

まさかキミが!!2007年10月23日 19:18

 奇跡が起きた。まさか、キミ・ライコネンがF1レースの年間チャンピオンになるなんて。
 
 今期最終レースとなるブラジルグランプリで、大逆転のチャンピオンになってしまった。あの不運の王様のようなキミが。このレースは、録画しておいたビデオでみたのだが、生中継で観なかったことが悔やまれる。こんなすごいレースは数十年に1度しかみられない。

 今回は、3人のドライバーに年間チャンピオンの可能性がある最終レースだった。そういう激戦となるレースは数十年ぶりだと、前のレースが終わった段階から、かなり騒がれてはいた。
 とはいっても、どうせポイントリーダーのハミルトンで決まりだろうし、ハミルトンがダメならアロンソだろうし、2人ともあんまり応援する気になれなかったし、キミ・ライコネンが奇跡を起こすはずもないし、録画でいいやと思っていたわけである。
 ところが、レース序盤でポイントリーダーだったハミルトンが上位から脱落。アロンソも3位あたりの微妙な位置。キミ・ライコネンは2位。いきなり1ポイント差で、ホントに3人が争う展開になった。

 終盤に入って、キミが先頭のマッサを抜いて1位に。このままゴールすればチャンピオンになれる(かも)、というレース展開になっていった。
 この状態になってからというもの、ずっとドキドキしっぱなしだった。だって、こういう展開になると、なぜか必ずキミの車は壊れたり、タイヤがパンクしたりするんだもの。あともう少し、というところで何かが起きてしまうのがキミだ。
 それに、4位~7位あたりの2台が衝突してリタイアしただけでも、後ろを走ってるハミルトンが順位を上げてチャンピオンになる。
 そもそも今期から、キミがマクラーレンからフェッラーリに移籍したら、そのフェッラーリの車が不調で、マクラーレンの車が絶好調。ずっとマクラーレンのハミルトンとアロンソがチャンピオンを争うシーズンになっていた。前のチームに残ってればね、と皆に思わせるところがキミらしい。
 レース終盤、そんな風に、いつも不運がつきまとうキミが先頭で、運に恵まれたアロンソ、上昇気流のまっただ中にあるハミルトンが後ろにいる。こりゃ何か起きるぞ、と思わせる展開であった。

 ところが、なぜか今回は壊れもせず、パンクもせず、衝突もせず、ちゃんとキミがゴールしちゃった。そのまま先頭で。嘘みたい。3人の中で累積ポイントが最も少なく、最もチャンピオンの可能性が低かったキミが、まさかの大逆転。
 何だ、キミもやればできるんじゃん。すごく嬉しいよ。ずっと惜しいところで沈んできたキミが、ほとんど期待してなかったキミが、いつも陰気にブツブツ言ってるキミが、こんなに凄い奇跡を起こしてくれるなんて。
 それに、一瞬だけ見せてくれたキミの笑顔は最高だった。レースが終わっても、ずっとヘルメットかぶったままウロチョロしてたから、キミの表情はほんの少ししか見られなかったけどね。
 でも、キミが無邪気に笑えることがわかって、ずごく嬉しいよ。まあレース後の記者会見では、クールなのか陰気なのかわからない、いつものキミに戻っちゃったけどね。

 おめでとう、キミ・ライコネン。
 来年もハラハラさせておくれ。

なす、ミョウガ入りの鍋2007年10月27日 20:41

 先日、街の居酒屋で、カウンターの中の親爺さんが不思議な鍋の仕込みをやっていた。

 カウンターの上に並べられた3つの鉄鍋に、この親爺さんが、ミョウガ、なす、豚肉を次々と放り込んでいる。特注した予約客にでも出される鍋なのだろうか。それにしても、なすだのミョウガだのを入れるとは、妙な鍋があるものだな、と思っていた。
 
 だが、しばらくして、私が注文した「きのこ鍋」が目の前に現れ、のぞき込んでみてビックリ。雑きのこ4種のほかに、ミョウガ、なす、豚肉が入っているではないか! 何とも不思議な鍋。もしかすると、これが普通のきのこ鍋なのかも知れないが、私の常識の中では、決して思い浮かばない取り合わせであった。

 でも、食べてみると無茶苦茶うまい。

 こんな雑きのこの食べ方があるとは知らなかったし、思いもよらなかった。居酒屋の親爺さんによると、雑きのこの鍋に合う野菜は、なす、ミョウガ、ネギくらいのものだそうな。私が変だと思った材料が、あえて積極的に使われているのである。逆に、鍋の定番とも言うべき白菜などは入れてはダメとのこと。
 やはり鍋といえども、れっきとした一つの料理。適当に具材を放り込んだのでは美味しい鍋にはならないわけで、きちんとしたレシピに従った方がいいに決まってる。

 というわけで、このレシピを自宅でもパクることに。
 山の中の直販所で、コガネタケ、霜降りシメジ、黄シメジが入手できたため、これに天然ナメコも加えて鍋にしてみた。野菜は、なす、ミョウガ、ネギの3種。出汁はつかわず豚肉を入れ、少しの赤味噌で味付けしてみた。最後に豆腐を入れて完成。

 さすがに居酒屋で食べた絶品のきのこ鍋には及ばなかったものの、見事な調和。やっぱり不思議な鍋だ。美味かった。