Boz予習2007年12月24日 00:39

ほとんど勢いだけで買ってしまった、TOTO/BozScaggsの東京コンサートのチケット。
「残りわずか!」とかいう宣伝文句に滅法弱い私は、その残りわずかとなったのチケットを買ってしまった。案の定、「追加公演決定!」と相成り、実は「わずか」ではなかったことが判明したけれど、とはいえ、3月末のコンサートが今から楽しみだ。

TOTOといえば、ちょうど大学1年生だった頃、”ロザーナ”や”アフリカ”などのヒット曲を飛ばしていたバンドである。”ロザーナ”の独特のリズムが当時としては新鮮で、こんな曲が書けて、さりげなく演奏できちゃうTOTOとは、凄い奴らだと思った。
こんな懐メロが、文字通り懐かしくなりつつある今日この頃、自分も歳をとったのだと実感する。
もはや、TOTOのコンサートになど行けるとは思っていなかったから、東京コンサートのことを知り、さっそくチケットを注文してしまった。

で、今日は街に出て、そのTOTOではなく、BozScaggsの方のCDを買ってきた。「予習」のためである。

今回のコンサートは、TOTOとBozScaggsの「夢の競演!」であるからして、当然Bozも歌う。これも大変に嬉しい限りなのだが、ただ、私はBozに関しては、高校生の頃に買った"Middle Man"というアルバム1枚しかもってなかった(昔はエロイだけの親爺としか思っていなかったので)。

コンサートでBozに知らない曲ばかり歌われたのでは、全くもって乗れたものではない。TOTOの方は、”レコード”(CD前の時代のお話です)を4~5枚は持ってたはずだから、たぶん大丈夫。きっと乗れる。しかし、Bozの1枚というのは不安である。予習が不可欠だ。

そこで今日、中古屋で買ってきたのは、”Boz The BALLADE”という、文字通り、バラードだけを集めたベストアルバムである。
おそらくは今のBozが、アップテンポの激しい曲をステージで歌ったのでは、脳溢血、脳卒中、心不全その他の危険があるはず。従ってコンサートでは、脳ミソや血管、心臓その他の臓器に優しいバラード中心になることが予想される。だから、予習としてはこのバラードCDで十分と踏んだ。

そしてCDを買って、いつものように飲み屋に寄り道。
信州大学経済学部経済システム何とか学科とかいう、少々長くてややこしい所属名の学生がバイトのバーテンをやってる愉快なバーで寄り道し、そこで歌詞など読んでみた。

And I don't hear your voice anymore
  Tonight's dream will end
  But I'll stay long after then
You can have me anytime
  ("You Can Have Me Anytime" / B.Scaggs-D.Foster)

ま、そういうことだ。オヤジは恋する人を失っても執念深いのである。
Bozという歌手は、ただエロイだけのオヤジとばかり思っていた若かりし頃・・・。自分自身がオヤジになってみて、高校生の頃よりかはちょっとは英語も読めるようになり(むつかしい単語は一つもないんだけどね)、その良さがわかるようになりました。
ハチャメチャなTOTOの歌詞より、ずっと心に沁みます。