健康診断は自費検診で2005年07月21日 18:12

訳あって診断書を書いてもらう必要ができ、今日は、自宅近くの病院まで健康診断に行ってきた。
行列をつくってレントゲン車の前に並ぶような集団検診は何度も経験があるが、今日のような個別の診断は初めてである。病院では、これを「自費検診」と呼ぶらしい。
この自費検診なるものを受けてみて、なるほど、この手があったのかと思った。料金は集団検診方式と比べると高めだったが、今日は体のダメージが非常に少なくて済んだ。

私にとって、健康診断は死闘に近いものがある。いくつもの難関が私の前に立ちはだかるのである。
中でも一番の難関は採決である。
私の血管は異常に細いらしく、看護士さんにかなりの技量がないと、一発で血が採れない。左腕をやってダメで、右腕でやり直しということがよくある。
このときばかりは、若くて綺麗な女性ではなく、パンチパーマ風の頭をしたベテランの看護士さん(なぜかそういうヘアースタイルの方は採血が上手なのだ)の方に当たるよう祈るのである。
前回の診断のときなどは、若い看護士さんから、私の腕を見るなり「すいません、上の者と替わります」と言われた。しかし、その上司の方は、私好みのヘアースタイルではなく、しかも美人であった。案の定、あまり上手ではなく、針を刺してから、針先で腕の中の血管を探るような動きをされてしまった。これが非常に痛い(翌日も痛みはとれなかった)。

次は眼底検査というやつで、今度は私の目の細さとまつげの長さが写真撮影の邪魔になる。
「もっと目を開けてください」「思いっきり開けてまーす」というお決まりのやり取りの後で、検査技師さんが私の目を見て、「そんなに細い目じゃ仕方ないですね」とでも言うようにフッと笑う。そして、私のまぶたを思い切りつまむのである。
それでも眼底撮影は失敗する。一度、撮影のための光を当ててしまうと、しばらく経たないとやり直しができない。時間が普通の人の何倍もかかってしまうのだ。

最後の難関は心電図である。
何しろ、針先で腕の中の血管をまさぐられたり、まぶたをひっくり返すようにつままれた後だったりするから、次は何をされるかと体は緊張しっぱなしだ。
力が抜けてないと心電図がとれないらしく、検査技師さんは、「ikeさん、何だか力が入ってますね。よーく力を抜くようにしてください。」と言いながら、いったん打ち出された紙をバリバリと破る。
「まだ力入ってますね」バリバリバリ・・・。いつになったら終わるのやら。

やはり、集団検診方式だと、時間勝負の流れ作業になってしまうようで、丁寧に扱ってくれないところがある。
しかし、今日はすべてが無事に終わった。
採血してくれた看護士さんは、私好みのパンチパーマではなく、なんだかアルプスの少女ハイジのように愛らしい方であった。そのため、最初は恐怖を覚えたが、かなり上手だった。心電図も採血の前だったせいもあって順調。
レントゲンも、半裸のままレントゲン車の外で待つ必要もなく、ほとんど待ち時間なし。

なかなかよかった自費検診。ただ、定期的に自分から病院に出向くのは難しいかも。

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プーリア

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