チェンマイ2 - 象さんの上なら大丈夫2008年03月08日 02:02

 
チェンマイ2日目は、運転手のおじさんと、日本語ガイドくんを従えて北へ。

まずはメーピン・エレファントキャンプに行き、象さんの背中に乗って、川を渡りジャングルへ。
まだ乾期のため、川もジャングルも浅く、探検気分は今一つだったが、揺れまくる象の背中の不安定感は最高。

少数民族であるリス族の村まで行って引き返したのだが、その村には放し飼いされた鶏とヒヨコがたくさんいた。日本のヒヨコは黄色いけれど、ここのヒヨコどもは茶、黒、白が混じった柄がいろいろ。親鳥にくっついて、たどたどしく走る姿が何ともかわいい。
なるほど、人間の暮らしと鶏の距離がかなり近いわけで、こういった場所で鳥から人へ・・・。ま、象さんの上なら大丈夫。きっと。

象の背を降りると、今度は竹でできた筏に乗って川を下った。
小さな中州には私の好きなキセキレイがいて、木々には見たことのない小鳥がちらほらと。私が小鳥の観察に熱中してると、同乗していたガイドくんが「鳥がいるんですか?」って、聞いてきたので教えてやった。
だが、それは君の仕事じゃないのかな?

川を下って行くと、ずっと先の方に、川面に浮かべた発泡スチロールの箱を押しながら川に入って行くお父さんの姿が見えた。子ども二人もそれに続いて川に入って行く。魚でも採るのか?
と思ったら、ターゲットは私だった。近づいて行くと、子どもが筏にしがみつき、なんか「商品」を買ってくれと言う。お父さんが押していた箱には「pepsi」の文字が。「30バーツ」だそうな。
川の上、いや川のど真ん中の店だから、高いのはわかるんだけど、それって街中のセブンイレブンの3倍の値段では?
親子3人ずぶ濡れというその捨て身の戦法と、途方もない値段に、思いっきり引いてしまい、目を丸くしただけで通り過ぎてしまった。

筏を降りた後は、ガイドくんと牛車に乗ってリゾートホテルまで行き、そこで昼食をとった。ここで運転手のおじさんが待っていてくれて、昼食後は、車で街に引き返した。
この車中で、今回のガイドくんのスーパー解説の中で、最も印象に残った解説が炸裂。「あれがトウモロコシ畑ね」 そうね、僕もそう思っていたところ。ありがとう。
それにしても、私が聞きたいことについては何も知らないし、私が知ってることについては聞かないのに説明してくれるスーパーガイドくんだった。

途中、象の●(ああ、さっき川に浮いてたやつね)から紙をつくってる工場に立ち寄った。
”Boiling”という札がかかった大きな鍋とか(何かを煮詰めるらしい)、おじさんがどろどろの繊維を手のひらでペタペタと平らにしているのを見学。
北京オリンピックを迎えようとしている中国で、パンダの●でつくったパンダの人形が開発されたという話を聞いたことがある。互いに技術交流があるに違いない。

夜はナイトバザールを端から端まで歩いてみた。
ちょうど腕時計が壊れてしまい、安い腕時計を買うつもりだったが、なかなか適当なものがない。ほとんどのものが「ロ○ックス」や「オ○ガ」で、いろんな意味で手が出ない。「本物と同じ(日本語)」とか言うし・・・。

夕食はアヌサーン市場にあるシーフードの店へ。
まずはビールを、と頼んだら、今夜はビールは出せないとのこと。後でわかったことだが、選挙のため翌日の深夜まで、アルコール販売が禁止になっていた。何というアンラッキー。
仕方なくガス入りの水を頼み、ムール貝を焼いたやつと、魚介の辛いスープをいただく。
この店には、日本語を話せる若い女性店員さんがいて、隣の席の日本人客の応対をしていた。ところが、私のところには英語対応のお兄さんたちしか来てくれない。なぜ? 怪しいおっさんには若い娘をよこせないってことかよ! と、ちょっとご機嫌斜め。
だが、ナイトバザールを歩いていて、「アニョンハセヨ~」と声をかけられ、少し理由がわかった。どうやら、(よくあることだが)、周りから韓国人だと思われている。

なぜだか知らないが、どこへ行っても(ドイツでもイタリアでもあった)、帽子をかぶってると日本人扱い、帽子を脱ぐと韓国人扱いになることが多い。

あ、髪型か?