チェンマイ3 - 街歩き2008年03月09日 03:03

朝起きてみると、外は大雨だった。まだ乾期だから、3月初旬に雨が降るのは珍しいはず。昨日のアルコール規制といい、アンラッキーが続く。
仕方なくホテルの部屋でテレビを観ていると、雨が激しくなってBSが映らなくなった。
なんだか参ったなと思っていたら、10時頃には雨があがってくれた。ま、スコールというのはそうものか。

さっそくホテルを出て、歩いていくつかの寺院を観て廻った。
とは言っても、脇道散歩が主な目的であるため、お寺に留まる時間は短い。ここでも見たことのない小鳥がいたり、電線の上を走り抜けるリスがいたりして、脇道が楽しかった。

街中を歩き回ってみて大変だったのが、道を渡ること。
主要な道路はたとえ細くても交通量が多く、車の切れ目がほとんどない。道を渡ろうとするたびに立ち往生する。
信号機のあるとことは滅多になく、信号機があっても無視する車やバイクがいるため、かなり注意をしていないと危ない。
そういえば昨日、ナンバープレートなしで公道を走ってる車を久しぶりに見た。バイクはノーヘル二人乗りが基本形。3人乗りもよく見かける。後部座席で犬をかかえてる人、大きな荷物(椅子とか)をかかえている人・・・。凄いな。

それはともかく、ここはタイ・ホンダの本場。皆が乗ってるのは100cc~125ccクラスのバイクがほとんどだが、やはりホンダが一番人気のようだ。一見すると、スクーターのようだが、マニュアル車で、中身は日本でも走ってる永遠の実用車「カブ」である。
このタイ製のカブは日本では売られていないけれど、一部の物好きが輸入品を乗っていたりする。実は、私もこのタイカブの購入を真剣に考えていた。結局、中国製スズキブランドの輸入品であるGN125を選ぶことになったが、やはりタイカブは今も欲しいと思う。
これまでネット上の写真でしか見たことのなかった”あこがれの”タイカブが、群をなして道を走っているのを見るのは壮観だった(何を観にきたんだか)。

昼食は、カオソーイというチェンマイ名物を食べた。これは、パクチー入りカレーうどんのような食べ物。地元の人はテーブルに置いてある色んな調味料で味増しするようだが、私は初心者なのでプレーンでいただいた。
店は地元の制服姿の学生たちに占拠されており、外国人のおっさんが一人ぽつんとテーブルに座っているのはやや異様な感じではあった。それでも、道に面した360度オープンキッチンという、いかにもタイっぽい店の雰囲気と、カオソーイ一杯30バーツ(100円強)の庶民的な味わいにに大満足。

午後は足裏エステの店に行き、夕飯は、あてにしていたお店が閉まっていたため、またアヌサーン広場をうろついた。
適当な店に入って、ビールを飲みながら(今夜は実質的に規制解除になっていた)、メニューをめくっていたところ、店のお兄さんが慌ただしくビーチパラソルを担いでやってきた。なんと、雨が降り出したではないか。
広場にはいくつもの飲食店があったが、どこも屋根や大きいテントがある。私の選んだ店だけ雨よけがない。
今さら店をかえるわけにも行かず、ここで青パパイヤのサラダとか、揚げたエビを辛いココナッツソースにからめた料理を小サイズでいただく。雨の中、ビーチパラソルのみの営業のため、ほかに客はだーれもいない。

その後、ナイトバザールを歩いていると、ニッコリ笑いながら近づいてくるアカ族の娘に出くわす。
で、いきなり私の胸から腹にかけてを、爪を立てて掻くように触ってきた。

こらぁ! 誰からそんなテクニックを教わったんだぁ!?