ニコーテラへ2012年01月06日 02:37

 
本日1月5日の目的地はNicoteraというカラブリア州の西海岸線にある街。宿泊地レッジョ・ディ・カラブリアから鉄道で出かけた。

お目当ては、Castello Ruffoである。中世の南イタリアを征服したノルマン人ロベルト・ギスカルドがその基礎を築いたとか。
地図上では鉄道で簡単に行けそうだったため、旅程に組み込んでみた。

とはいえ、列車を降りてからが大変なのがこの手の城巡りの常である。
予想通り、城は、高台にある街の最も高い場所に築かれていた。しかも街は迷路のようで、舗装されていない細い坂道を、右折左折を繰り返しながら登らないといけなかった。
気温も高く、コートもセーターも脱いでひたすら登る。久しぶりに汗だくになる運動になった。

城は現在、小さな博物館になっていて、考古学上の出土品や古い生活用品などが展示されている。
ずっと無言で、私にぴったりとついてまわる変なおじさんが案内人らしかったが、どういうシステムなんだろう。

Nicoteraの駅は無人駅で、切符を売る機械もない。あらかじめレッジョで切符を買っておいてよかった。

困ったのは、切符に日時を打刻する機械もなかったこと。
だが、それは列車に乗ってから車掌にサインしてもらうことで解決。
この機械の故障大国で、正しい列車の乗り方をまたひとつ覚えた。